2025年のNHK紅白歌合戦に初出場の「ハンバート ハンバート」って誰？
どこか懐かしさを感じる音楽と、ほっこりとした歌い方、独特な声。
調べてみると、2025年秋スタートのNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で主題歌「笑ったり転んだり」を歌っている男女のデュオシンガーでした。
朝ドラ効果で一気に全国的な認知度が高まり、“今年を象徴するアーティスト”として注目されているようです。
この記事では、
- ハンバート ハンバートってどんな人？
- 紅白に選ばれた理由は？
- なぜ「今」注目されているの？
- メンバーのプロフィールや経歴
を、初めて知る人でも分かりやすくまとめて紹介します。
ハンバート ハンバートが紅白に選ばれた理由
🌿🕯️MVを公開しました🌕🛋️https://t.co/Ntf3cj62Dm
— ハンバートハンバート (@humbert_info) November 28, 2025
連続テレビ小説『ばけばけ』主題歌
「笑ったり転んだり」のMVが公開されました！
是非ご覧ください☺️#ハンバートハンバート#笑ったり転んだり pic.twitter.com/i1QE3mKaYq
朝ドラ『ばけばけ』主題歌のヒットが最大の後押し
ハンバート ハンバートが紅白に初出場する大きな理由は、NHK朝ドラ『ばけばけ』の主題歌「笑ったり転んだり」が大きな話題を呼んだからです。
朝ドラは半年間・高視聴率で放送されるため、主題歌は幅広い年代に自然と浸透します。
結果として「今年の顔」として世間の支持を得やすく、紅白の選考基準と相性が非常に良いと言われています。
紅白の選考基準3点をすべて満たす存在に
NHKが掲げる選考基準は次の3つ。
- 今年の活躍
- 世論の支持（話題性・人気）
- 番組の企画・演出に合うか
朝ドラ主題歌はこれらすべてを満たしやすく、実際に過去にも多くのアーティストが朝ドラをきっかけに紅白へと選ばれています。
放送100周年の“特別回”で求められた「物語性」
2025年の紅白はNHK放送100周年の記念回。
ハンバート ハンバートは夫婦デュオとして“家族や人生の物語性”を持つアーティストで、番組のコンセプトと相性が良いと指摘されています。
「なぜ今？」と言われる背景には、この特別なタイミングも関係しているようです。
ハンバート ハンバートの意味は？名前の由来を解説
ハンバート ハンバートという特徴的な名前は、ウラジミール・ナボコフの小説『ロリータ』の主人公 “ハンバート・ハンバート” に由来します。
とはいえ、小説の内容に特別な思い入れがあったわけではなく、
メンバーによると、
「語感が良くて、一度聞いたら忘れない響きだったから」
という理由で採用したとのこと。
- リズム感のある音の並び
- 不思議と温かさを感じる響き
- 呼びやすく覚えやすい
そんな要素が気に入り、ユニット名として使われています。
なお、『ロリータ』はセンシティブなテーマを扱う作品ですが、
ユニット名は作品内容とは関係ありません。
あくまで“響き重視”で名付けられたものです。
この“名前のゆるい由来”と、フォークデュオとしての素朴な音楽性とのギャップも、多くのファンに愛される理由のひとつになっています。
ハンバート ハンバートのメンバーはどんな人？
佐野遊穂（さの ゆうほ）
- 1976年生まれ、東京都出身
- ボーカル、ハーモニカ、ティンホイッスルなどを担当
- 大学在学中にコーラスとして加入
- 一度は編集プロダクションへ就職し、仕事と音楽を両立
- 温かく澄んだ歌声が魅力
家庭とステージを行き来する姿に、同世代の女性からの共感の声も多く見られます。
佐藤良成（さとう りょうせい）
- 1978年生まれ、神奈川県出身
- ボーカル、ギター、フィドルなど複数の弦楽器を担当
- 作詞作曲・編曲を手がけるユニットの中心人物
- フォーク・カントリーの影響が強い音楽ルーツ
- 早稲田大学でバンドを結成したのが原点
繊細で緻密なアレンジ、曲ごとに空気を変える表現力が評価されています。
夫婦であり、音楽のパートナーでもある2人
2人は公私ともにパートナーで、3人の子どもを育てる“家族ユニット”。
自然体で温かい空気感は、ライブや音楽にもそのまま表れており、ファンが長年離れない理由のひとつとされています。
ハンバート ハンバートの歩み
1998年、6人組バンドとしてスタート
早稲田大学・和光大学の仲間で結成した6人組バンドが原型。
メンバー脱退を経て、現在の2人体制に落ち着きました。
2001年CDデビュー、下北沢を中心に全国へ
フォーク、カントリー、トラッドなどをベースにしたサウンドで、ライブを中心に人気を広げていきます。
映画・CM・ドラマへの楽曲提供も多数
インディー寄りながら、タイアップの実績は豊富。
独自の世界観が映像作品との相性も良く、じわじわと認知を高めてきました。
なぜ今、ハンバート ハンバートが注目されている？
朝ドラで一気に一般層へ認知が広がった
「誰が歌ってるの？」とSNSでも話題になり、普段ハンバート ハンバートを聴かない層にも広く名前が浸透。
25年以上のキャリアが“ようやく陽の目を見た年”
コアなファンからは「ついに来た！」という声も多い2025年。
これまでの積み重ねが朝ドラ主題歌をきっかけに一気に花開いたとも言われています。
夫婦デュオという存在が“令和の音楽シーンで貴重”
2人の声が重なる素朴なサウンドは、日常に寄り添うような心地よさがあります。
派手さが主流の音楽シーンで、逆に新鮮に感じる人も多いようです。
まとめ/ハンバート ハンバートは「今だからこそ」選ばれた存在
ハンバート ハンバートは、長年のキャリアと音楽性に加え、
2025年の朝ドラ主題歌という大きな追い風を受けて紅白初出場を果たしました。
- 朝ドラ主題歌のヒット
- 今年の活躍・話題性
- NHK紅白との相性の良さ
- 夫婦ユニットという物語性
- 2025年が放送100周年という特別な年
これらが重なり、「今だからこそ選ばれた」と言えるアーティストです。
紅白でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、ますます期待が高まりますね。