9月1日は防災の日。
8/30~9/5は「防災週間」です。
2024年は年明けから能登地震があり、沢山の命を奪い、沢山の人々が避難生活を余儀なくされました。
日本各地で頻繫に起きる地震や、今の時期に日本に来る台風、線状降水帯のような大雨などがあり、
自然の脅威をひしひしと感じます。
備えがあれば大丈夫か?と考えても答えは出ませんが、個人で出来る防災対策を考えて備えておくことは大事だと思います。
そこで、個人で出来る防災対策にはどんなものがあるのかをここにまとめてみました。
防災の日に個人で出来る防災対策を考える参考になれば幸いです。
防災情報を収集出来るようにする
自分の住んでいる自治体の公式サイト・防災アプリを活用する。
最近、知ったのですが、”防災アプリ”というものがあるんです。
この防災アプリをご自分のスマホにインストールされておくことをお勧めします。
NHKニュース防災アプリ
私が入れている防災アプリは、“NHKニュース防災アプリ”というもの。
名前の通りNHKが提供している防災アプリです。
最新のニュースや速報、災害や避難情報をリアルタイムで確認できます。
全国の自治体のハザードマップも見れますし、お天気日本国内ならどこにいても
ネット環境さえあれば無料で利用することができます。
全国各地のライブ映像もあり、各地の風・雨・波・河川の様子を見る事ができます。
ネタ元がNHKさんなので信用できます。
アプリに広告が表示されないのも○なポイント
アプリのトップよりマップという所をポチっと押すと、
登録している自分の住む街のハザードマップやデータマップを見る事ができます。
ただ、”うちの近くの河川の様子が知りたいな”と思っても見ることは出来ません。
➡自分の家の近くの河川のライブカメラがあるかは、YouTubeで検索してみると出ていることもあります。事前に見てみるといいでしょう。
その他の防災アプリ
特務機関NERV防災
気象業務支援センターの情報を掲載しているので、信頼性は高い。
地震・津波・噴火などの防災情報をリアルタイムで提供。
広告が表示されないのは○なポイント
Yahoo!防災速報
自治体や気象庁からの情報をキャッチし、地震・豪雨・噴火などの災害情報を即座に通知。
全国避難所ガイド
最新の避難所マップを提供していて、コンパス機能で迷わず避難できる。
マップ機能のみオフラインで使える。
広告が表示されないのは○なポイント
ココダヨ
家族と位置関係を共有できるアプリ。
災害時には家族の安否確認ができる。
各自治体のアプリもある
例えば、大阪市防災アプリ・東京都防災アプリなど各自治体のアプリもあります。
こちらは、現地に特化しているのでご自分の住む自治体のアプリがあるか探しておくと良いでしょう。
避難経路を確認する
自宅や職場の避難経路・避難場所を確認しておく。
家族と共有すること‼
非常食の確保
災害時に備えて非常食を備蓄する。
缶詰・乾パン・水が基本のようです。
最近では、備蓄食品を定期的に食べて、その都度買い足す=ローリングストックが良いとされています。
ローリングストックとは
補充と消費を繰り返すということ:普段の買い物を少し多めに購入し、備蓄する。➡賞味期限が近いものから消費する➡消費した分を買い足す。
おススメの非常食
非常食には火を使わなくても食べられるものが最適ですが、アルファ米やレスキューフーズなどは値段が高いのでなかなか人数分揃えるのが難しいです。
こういう特殊な非常食は、賞味期限も長いので良いのですが、普段から購入できるものを必要量揃える事のほうが大事だと思います。
種類 | 用途・役割 | 品目の例 |
---|---|---|
主食 | 生命維持のエネルギー源となる | 米、餅、パックご飯、レトルト粥、乾麺、パスタ、缶詰パン、即席麺、カップ麺、シリアル、小麦粉など |
主菜 | 主食のおかずとなり、たんぱく質、ビタミン類、脂質などをバランスよく補う | 缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品、充填型食品など |
副菜 | 主菜で不足しがちな、ビタミン・ミネラル・食物繊維などを補う | 乾物類、保存のきく根菜類、インスタントスープなど |
菓子・果物・飲料 | 間食としてエネルギー補給になる水分補給と同時に、各種の栄養補給となる | 好みに合うお菓子、フルーツの缶詰、ドライフルーツ、野菜ジュース、フルーツジュース、充填型牛乳など |
その他 | 味付けや調理に使用 | 味噌、醤油、油類、常温保存できる調味料など |
農林水産省のホームページでもローリングストックや備蓄に関する事柄を見る事ができます。
食品以外の備蓄
- 水は1人1日3ℓ必要×3日分が目安。飲料水以外の水も必要です。
- カセットコンロ
- LEDランタン
- 簡易トイレ
- ラップ
- 給水タンク・給水袋
- 携帯ラジオ
- 予備の電池やカセットコンロのガス
- トイレットペーパー
非常用持ち出し袋を用意する
非常用持ち出し袋は、家を出て避難する時に持ち出す物を詰めておきます。
いきなり家を出る状況になるかもしれませんが、少し余裕があるかもしれません。
災害の状況にもよりますが、持ち出しリストがあると慌てている時にも揃えることができます。
コピペで使える!必要なものリスト
◆避難時に使うもの
□リュック(防水仕様だと安心)
□持ち出しアイテム一覧のプリント
□歩きやすいスニーカー
□ヘッドライト
□懐中電灯
□ホイッスル/防犯ブザー
□軍手・革手袋
□ヘルメット
□雨具(ポンチョ、レインコート)
□避難先を書いた紙のメモ
□紙のハザードマップ
□数歩先を叩く棒きれ/傘
◆応急手当用の救急セット
□消毒薬
□脱脂綿
□ガーゼ
□絆創膏
□包帯
□三角巾
□毛抜き
□万能ナイフ
◆必需品
□常備薬・持病薬・おくすり手帳
□生理用品
□メガネ
□コンタクトレンズ
□マスク
□体温計
□消毒ジェルなど
◆貴重品
□身に付けられる入れ物(サコッシュやポーチ)
□現金(小銭を多めに)
□大切な人のプリント写真(裏に名前・連絡先を書く)
□緊急連絡先
□もし余裕があれば持ち出したい貴重品の一覧(書類、宝石など)
◎重要書類コピー
□免許証
□マイナンバーカード
□健康保険証
□通帳の表紙
□クレジットカード券面
□パスポート
□加入保険の証書や契約書
□年金手帳
◆情報収集ツール
□スマホの充電ケーブル
□モバイルバッテリー(電池式が良い)
□乾電池
□携帯ラジオ(手回し発電機能があると◎)
□ラジオ用の有線イヤホン
□電源タップ
□ノート
□筆記用具
□大切な人たちの連絡先メモ
◆水と食料
□水
□非常食
引用元:SAIBOU PARK MAGAZINE
防災ノートを作る
”防災ノート”とは?
災害時に役立つであろう情報をまとめて、自分仕様に書いておくノート。
- 住んでいる自治体のハザードマップを貼る(国土交通省の「重ねるハザードマップ」
- マイタイムライン(いつ・どう逃げるのかを明確に)を書き出してみる(国土交通省「防災ホームページ」
- 家族みんなの名前
- 生年月日
- 血液型
- 写真
- 普段飲んでいる薬・かかりつけ医
- 電話番号リスト(病院・警察・職場・学校・家族)アドレスも
- 濡れても大丈夫な鉛筆か加圧式ボールペン(油性)
参考:日経ウーマン4月号より
まとめ
9月1日は「防災の日」です。
何故、9月1日なのか...
理由は、1923年の9月1日に発生した関東大震災にちなんでということのようです。
「防災週間」の目的としては防災意識の向上・防災知識の普及・実践的な訓練を行うことで、適切な対応が出来るようにすることのようです。
この「防災の日」・「防災週間」があることで今一度、防災について考えてみました。
”防災アプリ”はつい最近知った事でしたし、備蓄に関しても”ローリングストック”という方法は特にいいと思いました。
”防災ノート”は、災害時に何をしたらいいのかわからない状態でも、行動に移せる手段としてとても良いのでは?と思いました。
かえるさんが”これは!”と思った方法を、広く知ってもらえたらと思い書いてみました。
防災の日に個人で出来る防災対策を考えるきっかけになると幸いです。