別府の観光名所として知られている“地獄めぐり”は7ヶ所の“地獄”と呼ばれる源泉を見て回ります。
“地獄”の名の由来は、この地帯が昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出していて、近寄ることもできない忌み嫌われた土地だった事から“地獄”と呼ばれるようになったそうです。
それぞれの“地獄”ごとに観光としての工夫がしてあり、桜が綺麗に咲いてたこともあり楽しく巡りました。私は車で行ったのですが無料の駐車場もあって、7ヶ所巡ってかかった時間は3時間ほどでした。
回った順番としては、先ずはかまど地獄の無料駐車場に車を停めて、かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄・海地獄・鬼石坊主地獄の5か所を徒歩で回りました。
血の池地獄・竜巻地獄は白池地獄から2.8Kmほど離れているので車で移動します。
7か所の地獄以外で”山地獄”という場所もありました。そこは共通券には含まれてなく、別料金だったので入りませんでしたが、ちょっとしたミニ動物園のようです。
別府の地獄めぐりに限らず密になるところではマスクが必須アイテムですが、 気温22℃のこの日、日差しが強くて不燃織のマスクは暑かった…
地獄めぐり:共通観覧券料金表
営業案内 (令和5年2月1日より)
- 共通観覧券料金表
人数別/区分別 大人(高校生以上) 小人(小・中学生) 個人 2,200円 1,000円 団体30人以上 1,500円 650円 障がい者(個人) 1,000円 500円 障がい者(30人以上) 800円 400円
幼児団体 400円 □共通観覧券は、どの地獄からでも購入できます。 7ヶ所の地獄(海・血の池・龍巻・白池・鬼石坊主・鬼山・かまど)が見学できる入場券です。□共通観覧券の表に購入日として日付印を押します。 有効期間は購入日とその翌日の2日間です。□入場は各地獄1回といたします。□共通観覧券(入場券)は目的の如何を問わず、転売を禁止いたします。□営業時間 8:00~17:00 (年中無休) □駐車場(各地獄 無料駐車場)あり。
- ※団体受付は海地獄又は血の池地獄のみです。
- ※学校団体(要予約)については、高校生…850円 中学生…600円 小学生…500円を適用します。
- ※幼稚園・保育園については、幼児団体料金を適用します(要予約)。 ※障がい者手帳をお持ちの方は共通観覧券ご購入の際、必ずご提示ください。
- ※障がい者施設につきましては、ご利用1 週間前までに別府地獄組合事務局(FAX 0977-66-7921)へ「減免申請書(別紙見本)」でのご予約が必要になります。 当日の受付は、海地獄又は血の池地獄のみです。その際、減免申請書の原本の提出をお願いいたします。
- 収容台数 7地獄合計 約615台
□車いす対応トイレ
海地獄 230台 バスレーンあり 血の池地獄 130台 バスレーンあり 龍巻地獄 80台 白池地獄 45台 鬼石坊主地獄 35台 鬼山地獄 60台 バスレーンあり かまど地獄 35台 バスレーンあり □貸出用車いす(常設)※予約対応不可
- ・海地獄(2ヶ所) ・血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄(各1ヶ所)
□授乳室
- ・海地獄(3台) ・かまど地獄(2台) ・血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄(各1台)
・海地獄・かまど地獄・白池地獄
□おむつ替えシート・龍巻地獄(車いす対応トイレ内)
□おおいたサイクルシェア地獄めぐりには「おおいたサイクルシェア(電動アシスト自転車)」がとても便利です。
海地獄と龍巻地獄に サイクルポートがあり、「 1 日パス券( 1 日乗り放題の I C カード)」を販売しています。
是非ご利用ください。
引用元:
営業案内 | 別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合) (beppu-jigoku.com)
地獄めぐり:割引券あります
地獄めぐり共通券・特別割引がこちらの公式サイトにあります。
別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合) (beppu-jigoku.com)
割引券を印刷するかスマホ画面に表示させ、地獄の発券窓口に見せれば
5人まで大人ひとり¥2200→¥2000、小人ひとり¥1000→¥900に割引きしてくれます‼
JAF会員の会員証での割引
JAFの会員の方は会員証提示で会員を含む5人まで10%割引になります。
べっぷ地獄めぐり共通券で入れる地獄
私が実際に回った順番に紹介していきたいと思います。
かまど地獄
かまど地獄は地獄の中でも一番力が入ってるな、
という印象で地獄の1丁目から6丁目まで温泉水が10円で飲めたり、
顔や足に蒸気を浴びれたり、足湯ができたり、
スタッフさん実演の煙を可視化する実験など楽しめる地獄です。
足湯は底に砂を敷き詰めている所が丁度いい温度で気持ちよく、砂の足触りもとても良い感じでした。
側に売店があって無料でタオルの貸し出しをしているので、足湯に浸かるまえに借りたらいいですね。
売店では“かまど地獄名物”の”温泉ピータン”(ゆで卵)や”抹茶石垣まんじゅう”や”オリジナルプリンの”醬油プリン”、かまど地獄限定の”抹茶プリン”と、ここでしか味わうことが出来ないものがあります。
上の写真は私の撮影した写真なのですが、土壌の成分が溶け出したという地獄、 その時は気づいてないのですが、血の池地獄と海地獄が一箇所で見て取れます。
ちなみに坊主地獄の様なところもありました。
鬼山地獄
ワニが怖いほどいました。それに、結構動いてました。 「ワニ地獄」と呼ばれています。ワニしかいません。 1923年に温泉熱を利用して ワニの飼育を始めたそうです。
ワニの種類は”クロコダイル・アリゲーターの2種類で、クロコダイルは気性が荒く、アリゲーターはおとなしいそうですよ。
毎週土曜・日曜日の10時~ワニの餌付けがみられるようです。
白池地獄
こちらの地獄は和風庭園に白っぽいいろの地獄?池?が見られます。
熱帯魚館があり、熱帯魚に特化したこじんまりした水族館がメインなのかな?
大きな”ピラルク”や”アロワナ”、ピラニアなどが飼育展示されていました。 変わった熱帯魚もいました。
海地獄
海地獄は地獄の中で最大の大きさで、コバルトブルーがとても鮮やかな地獄です。
色は涼しげなれど、温度は98度もあるんです。 熱帯性睡蓮が小さいけれどとても綺麗に咲いていました。花は11月上旬まで見れるようです。
“カフェテリア海”ではだんご汁や地獄だんご汁、とり天・地獄蒸しプリン・温泉たまごなど食事ができます。
売店も充実しています。
足湯もありますがタオルは用意して下さい
鬼石坊主地獄
その昔、1498年に起きた日向灘地震(マグニチュード7~7.5規模)の発生により、地が裂け熱泥が噴出し、この地にあった延内寺という大きなお寺が大爆発‼
爆発の後から熱泥が湧き上がるようになったようです。
耳をすませば”ポコッ”っという音が聞こえ、その可愛らしい姿に癒されます。
大分県の 天然記念物に指定されています。
鬼石の湯は
緑礬系の濃い食塩泉はさすが。 「べっぷ地獄めぐり」のひとつ鬼石坊主地獄の横にある温泉施設。特徴的な緑礬系の濃い塩化物泉で、保温・保湿に優れており、湯上りのしっとり肌が嬉しい一湯だ。
住所 鉄輪559-1 TEL 0977-27-6656 入湯料金 620円 利用時間 10:00〜受付21:30 定休日 毎月1日(土・日、祝日の場合は翌平日) 家族湯(貸切湯) 2,000円(60分4名迄) 泉質 塩化物泉 最寄りバス停 海地獄前 1分 最寄り駅 なし 駐車場 40台 URL https://oniishi.com/ 幻の温泉の鉱泥温泉は午前中のみの営業
営業時間 8:15頃~12:00 定休日 毎週木曜日・元旦 料金 大人900円・小人700円 •小学生未満の入浴はご遠慮下さい こうでいおんせん は、大分県別府市にある温泉の一つです。この温泉は、本坊主地獄の隣に位置しており、特に泥湯が特徴的です。以下に詳細をご紹介します。鉱泥温泉は、泥湯と蒸気を混ぜ合わせた小さめの浴槽で、泥のお湯はサラサラしており、入り心地が良いと言われています。ただし、成分が濃く、長時間の入浴はしんどい極上の温泉です。初めての方は、受付のおばちゃんから入浴方法をレクチャーしてもらえます。1 鉱泥温泉は、別府の中でも入浴する価値のある温泉の一つ。ぜひ、訪れてみてください!🌿🛁引用元:【本坊主温泉 鉱泥温泉】午前中しか入浴できない日帰り温泉施設 | 温泉の杜 (yubito.jp)
- 名称: 鉱泥温泉
- 所在地: 大分県別府市小倉6組
- 電話番号: 0977-66-0863
- 営業時間: 朝8時から昼の12時までの4時間のみ1
- 泉質: 鉱泥(こうでい)を含む温泉成分が体に良い効果をもたらすとされています23
血の池地獄
思っていたほど真っ赤…ではなく、オレンジに近い赤色でした。
手前の入口付近はそんな感じで奥の方は泥色になっていました。
自然に化学反応をおこして酸化鉄・酸化マグネシウムなどを含んだ赤色の熱泥が地層から噴出・堆積して池が赤くなるということです。
血の池軟膏なるものが売られていました。 血の池の熱泥を使って作られた軟膏で、皮膚病薬です。
昔は傷薬の代わりに使っていたようです。
足湯施設もありました。 売店も結構広かったです。”カボスとり天味のご当地うまい棒”を発見しました。
隣りにはテーブル席50座敷・12席テラス10席のお食事処“極楽亭”があり、大分名物のとり天やだんご汁、デザートなど食べる事ができます。
龍巻地獄
こちらの地獄は間欠泉で、一定の間隔で熱湯が噴出されます。大体、30分~40分間隔で噴出されるので、運が良ければすぐに見られます。
私が行った時は20分くらい待ちました。座って見られる場所があるので、足を休めながら待つといいと思います。
まとめ
別府に行くなら一度は行ってみたい”地獄めぐり”にやっと行く事が出来ました。
桜がホントに綺麗に咲いていて桜と共に楽しめました。
快晴で気温は22℃と少し汗ばむ陽気で暑かったけれど、地獄を充分堪能することが出来ました。
地獄めぐり共通券にはない“山地獄”という所も見かけました。そこは、小さな動物園という感じでした。
エサやり体験も出来るようなので子供さんは喜ぶんではないかと思います。
別料金で大人500円・小中学生300円・障害者手帳をお持ちの方200円(窓口で提示)
今回は平日に参戦したので、人も少な過ぎず多すぎず、ストレスなくまわることが出来ました。
印象としては日本人よりも外国人観光客の方が多かった感じでした。
今度は是非とも鉱泥温泉に行ってみたいと思います。
真夏の地獄は灼熱地獄。男性も日傘を使うと快適に地獄を巡れます。