「日韓結婚を考えているけど、日本から先に婚姻届を出すってどうやるの?手順は?必要書類って?」と悩んでいませんか?
日本と韓国、どちらの国からでも婚姻手続きは出来ます。
個々にいろんな事情があるので、自分たちに一番合う方法で婚姻手続きをすればいいのだと思います。
この記事では、かえるさんの娘が実際に日韓結婚をした際に、
日本から先に婚姻届を提出したリアル体験談を通して、婚姻手続きの必要書類や具体的な手順をご紹介します。
この記事を通して、これから日韓カップルとして婚姻手続きを進める方のお役に立てたら嬉しいです。
ネットの情報をたくさん見て書類を準備したのですが、実際に提出した時に要らなかった書類や、知っていたら良かったらな...という情報がいくつもありました。
日韓結婚のリアル体験談/日本から先に婚姻届を出す場合の流れ
まずは、婚姻届を提出する予定の日本の役所に事前確認を行いましょう。
自治体によって、求められる書類や対応が少し異なることがあるため、
早めに問い合わせて確認するのが安心です。
何で日本から先に婚姻届を出したの?
私たちは韓国で2年同棲した後に、彼のご両親に挨拶するため観光(ビザなし)で韓国に行っている状況でした。
婚姻届を韓国から出す場合、韓国の日本領事館に二人で行くという手順がありますが、行く時間がないまま娘は日本に帰国しなければならず...
日本から先に婚姻届を出すことにしたようです。
韓国で書類を揃えて...娘は日本で...夫となる韓国人彼氏は韓国で...
手続きをすることにしたようです。
留学ビザから結婚移民ビザに変更する場合、韓国から先に提出する方が簡単なようですが...私の場合は結婚すると決めたときにはビザが無く、帰国しないといけない状態でした。
日韓結婚のリアル体験談/日本で婚姻届を出す時に準備する書類は?
準備する書類は、市・区役所によって必要なものが変わる可能性があります)
韓国人(夫)が準備したもの
- 婚姻関係証明書(詳細)原本・翻訳本(日本語)
- 基本証明書(詳細) 原本・翻訳本(日本語)
- 家族関係証明書(詳細) 原本・翻訳本(日本語)
- パスポートのコピー
上の3つの書類(婚姻関係証明書・基本証明書・家族関係証明書)は、韓国のインターネットでも印刷可能ですが、
韓国の住民センターで発行されるハンコ入りのものを準備する方が安全です。
翻訳本に関しては、ネットのテンプレートを活用して製作しました。
婚姻関係証明書って、なにかと思ったらこの人は独身で年齢的にも結婚できるよ~っていう証明書なんですね。
日本人(娘)が準備したもの
- 日本の婚姻届(旦那さんのサイン、漢字のハンコ必須)
- 身分証明書
婚姻届を印刷するときは、日本の居住地の市、区役所のものを準備してください。
日本の婚姻届は事前にネットで入手して、韓国で記入済み、韓国人(夫)のハンコも韓国で作成しました。
証人は日本で親・兄弟に書いてもらいました。
いろんな情報を見ていると日本人の準備する書類に、
戸籍謄本と書かれていることが多いですが、私の申請した市役所では要らないと言われました。
2024年3月以降、一部自治体では戸籍謄本の提出が不要になっています。
もし必要と言われた場合でも、2024年3月から戸籍法改正で戸籍謄本の取得が本籍地以外の役所でも可能となっています。
処理時間は約40分でした。
私は結婚したら韓国に住むことになるのでF-6ビザは必須です。
韓国に住む予定の方は、
婚姻届を出したらF-6ビザ申請に必要な“婚姻受理証明書“を取っておくことをお勧めします。
韓国の婚姻届の提出の際にも必要です。
なので、2通用意しました。
日韓結婚のリアル体験談/韓国で婚姻届を出す時に準備する書類
韓国人(夫)が準備した書類
- 韓国の婚姻届(お嫁さんのハングルハンコ必須、私は名前だけのハンコを作りました)
- 身分証明書
韓国の婚姻届は日本に帰る前に作成済でした。
韓国の婚姻届も証人が2人要ります。
日本人(娘)が準備した書類
- 婚姻受理証明書 原本・翻訳本(韓国語)
- パスポートのコピー
私は、これらの書類を韓国にいる彼に郵送しました。
”婚姻受理証明書”は日本の婚姻届が受理されたら発行してくれます。
韓国の市役所に電話で確認したところ、”婚姻受理証明書”があれば戸籍謄本は不必要とのことでした。
翻訳本に関しては、ネットのテンプレートを活用して製作しました。
日韓結婚のリアル体験談/日本から先に婚姻届を出すメリット
①一人でも婚姻届を提出できる。
書類さえキチンと用意できていれば、婚姻届は一人でも提出できます。
韓国で日本の婚姻届を提出するには、二人一緒でなければなりません。
②日本の市役所はわりと近い
韓国で婚姻届を出せる、日本大使館はソウル、日本総領事館が釜山・済州島と3ヶ所のみです。
これが、結構遠いんですよね。
日本から婚姻届けを出した場合は、住んでいる市町村に提出するので近いです。
③韓国に住む場合、日本にいる間に荷物を整理する時間がとれる
日本で婚姻届けを出してビザの申請して待っている間には、部屋の整理をしたり、友達と会ったり、家族と一泊旅行したりして過ごしました。
無事に日韓結婚の手続きを完了して、韓国人夫が迎えに来た際には一緒に”おうちごはん”の時間も持てました。
こう見るとメリットしかないやん...と思えてきましたww
家族からすると娘との時間を持てて嬉しかったです。
日韓結婚のリアル体験談/日本から先に婚姻届を出す方法のまとめ
①日本の婚姻届を提出する為の書類を準備
- 婚姻関係証明書(詳細)原本・翻訳本(日本語)
- 基本証明書(詳細) 原本・翻訳本(日本語)
- 家族関係証明書(詳細) 原本・翻訳本(日本語)
- パスポートのコピー
- 日本の婚姻届(在韓中に作成済・ネットで自治体の婚姻届を入手)
- 身分証明書
②娘:日本の自治体で婚姻届を提出して”婚姻受理証明書”を発行(2通)
③娘:”婚姻受理証明書”の翻訳本を作成する
④娘:婚姻受理証明書の原本・翻訳本・パスポートのコピーを韓国に郵送する
⑤彼:郵送した書類を持って韓国の婚姻届を出す
- 韓国の婚姻届(娘が在韓中に作成済)
- 身分証明書
- 婚姻受理証明書 原本・翻訳本(韓国語)
- パスポートのコピー
⑥娘:晴れて日韓夫婦になりましたので、F-6ビザ(結婚移民ビザ)の申請をする
韓国では、金曜日に婚姻届を提出し、月曜日には婚姻関係証明書など、全ての書類に反映されてましたが…
日本では3週間経った頃に反映されました。
婚姻届を出す際に、”ビザの申請があるので早めして欲しい”と伝えたのですが、それでもこれくらいの期間かかりました。
国際結婚するにあたって、準備する書類の多さには啞然としますね。
一つずつ、淡々とこなしていき無事に日韓夫婦となった娘夫婦はスゴイと思いました。
この体験談が誰かのお役に立てれば幸いです。